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(現場のリアル)エアコン工事で「発生しやすい追加工事」ランキングTOP8

2026年07月10日

エアコン工事の協力会社として新しい元請けを探している職人さんにとって、「実際、どのような現場環境が多いのか」「当日どのような追加対応が発生しやすいのか」は、日々の効率的な稼働を左右する重要なポイントではないでしょうか。

あらかじめ追加工事の発生傾向を把握しておくことは、車載部材の事前準備や工具の選定をスムーズにし、現場での予期せぬタイムロスを防ぐことにつながります。

そこで今回は、当社のリアルな施工データから、現場で発生頻度の高い「追加工事ランキング」を公開します。実際の現場環境をあらかじめイメージし、効率的な段取りを組むための参考データとしてぜひお役立てください。

【AI要約】この記事のポイント

  • データに基づく事前準備の最適化:元請けならではの豊富な施工データから発生頻度の高い追加工事を網羅。事前に傾向を把握することで、車載部材の最適化や当日のスムーズな段取りを可能にします。
  • 法令遵守と現場のリアルな課題への対応:アスベスト(石綿)事前調査の義務化への適正なステップや、近年の酷暑による断熱処理の重要性など、現在の現場で求められる確実な施工対応について解説しています。
  • 情報共有システムによる施工の効率化:ECサイト案件特有の現地での仕様違いや資材不足といったトラブルに対しても、スマートフォンからいつでも確認できるサポート体制など、職人様が施工に集中できる環境を整えています。

※本記事は、弊社各エリアの支店長および第二種電気工事士の資格を有するスタッフ2名の監修のもと、時点での募集条件および業務内容に基づき作成しています。


元請けだから分かる!夏の繁忙期・年間を通じたリアルな現場データを公開

当社が年間を通じて受託している膨大なルームエアコンの設置案件の中から、特に発生頻度の高い追加工事をランキング形式でご紹介します。

事前にこれらの傾向を把握しておくことで、「車載しておくべき標準部材・工具の最適化」や「当日のスムーズな段取り」が可能になり、現場での想定外のタイムロスを大幅に減らすことができます。

それでは、1位から順に見ていきましょう。

1位 配管化粧カバー(室内・室外)

最も発生率の高い項目です。お客様の中には、施工日に相談してから決める方もおります。また、既存の化粧カバーを流用する予定だったものの、室内機の大きさや配管の長さなどにより流用が出来ないなどにより新規取付に変更となる事案もございます。

事前にカバーのカラーバリエーションの用意や、現地での提案・部材手配の段取りがスムーズな施工のカギとなります。

2026年度の繁忙期に関しては、社会情勢など様々な理由から化粧カバーが不足し、カラーバリエーションの用意が難しい状況にもなり、お客様への説明や提案がこれまでより難しい都市となりました。

室内化粧カバーの施工例

室内化粧カバー。壁の形状にあわせて曲がりなどで調整
室内化粧カバー。室内機と配管穴カーテンレールなどの位置関係にあわせて調整

曲がりなど室内の形状にあわせて調整が必要な施工

室外化粧カバーの施工例

戸建て物件の室外機の化粧カバー。標準取付工事の内容
集合住宅における室外機の化粧カバー。標準取付工事の内容

2位 既存エアコンの取り外し・運搬リサイクル処分

買い替え需要において、セットで発生することの多い定番項目でスムーズな搬出ルートの確保や、引き取り業務の効率化がポイントです。

ECサイトなどのネット販売では「エアコン機器」「工事費(取外し+処分費)」込みで販売している商品も多く、販売店毎にリサイクル処分の方法に差異があります。

当社の場合、このような差異は、協力会社様向けの専用サイトにて情報を公開しておりますので、事務所に連絡して確認する事なく、スマートフォンから確認できるような体制を整えております。

3位 穴あけ(ガルバリウム鋼板・タイル・ALCなど)

現在の現場では「アスベスト(石綿)事前調査の義務化」への適正な対応が必須となっています。

そのため、「配管穴がないから、その場ですぐに穴あけを行う」という安易な判断は法令上できなくなっており、事前の建築年確認や有資格者(石綿含有建材調査者など)による適切な調査による適切な調査・手続きが欠かせません。

アスベスト調査の施工現場風景

アスベスト調査中の作業風景。適切にビニールなどでアスベストの飛散を防止
アスベスト調査中の作業風景。ドアも適切にビニールなどでアスベストの飛散を防止
アスベスト調査中の作業風景。立ち入りを禁止する為、ドアにも注意喚起を即す張り紙(ラベル加工済み)を張っています

タースエンジニアリングによる施工であり、有識者の名前も明記しております

4位 断熱材、断熱ドレンホース

隠蔽配管(いんぺいはいかん)や高湿度環境など、結露対策が必須となる現場で発生する項目です。昨今、猛暑、酷暑が常態化している事から結露の増加、カビ、水漏れトラブルなどに発展しやすい事から、配管の位置により結露リスクがある場合は、断熱材の処理を施すケースが増えています。¥

事前の現場確認において、追加の断熱処理が必要な構造かどうかを見極めることで、施工後の不具合リスクを未然に防ぎます。

断熱ドレンの施工例

室内ドレンの断熱処理作業
室内ドレンの断熱処理作業完了

隠ぺい配管断熱処理の施工例

隠ぺい配管の断熱処理。室内機の正面から
隠ぺい配管の断熱処理。室内機の斜め正面から
隠ぺい配管の断熱処理。室内機の右斜め正面から

結露による水漏れトラブルを未然に防ぐため、室内ドレンホースに断熱処理施工例。

5位 電圧切り替え・コンセント交換

「既設のエアコンは100V仕様だったが、新しく取り付けるエアコンが200V仕様である」であったり、部屋の広さに合わせた能力アップ(大型化)など、機器の入れ替えに伴う仕様変更の際に多く発生する項目です。

また、ネット販売の施工においては、ヒアリング漏れや勘違いなどの理由により、当日施工現場にて工事が必要とわかるケースもあるため、臨機応変な対応が求められる事もございます。

6位 配管の延長

室外機の設置場所が室内機から離れている場合や、間取りの都合上、まがりなどを使用し、窓を迂回するなど、標準の配管長では届かないケースで発生します。現地での正確なルート選定と、必要な長さの的確な見極めがスムーズな施工に繋がります。

室外化粧カバー配管延長の施工例

窓を迂回し、室外機の配管延長を行っている施工例。室外機には架台も使用

曲がりなどを駆使しながら窓を迂回し設置

2階までの配管延長。まがりなどを使用し、壁に沿って配管カバーも調整。室外機には架台も使用。

配管延長にあわせて、室外機の架台設置なども加わる事があります

7位 梯子作業(高所作業)

室外機の壁面設置や、2階建て以上の建物において外壁面に沿って配管を引くなど、梯子を使用した高所での安全な足場確保が必要となる施工時の追加工事です。

当日の安全対策の徹底はもちろん、人員配置や適切な長さの梯子の用意など、事前の段取りが特に重要となる施工環境です。

室外機の屋根置き時の梯子作業

梯子作業。戸建て物件の2階部分での室外機屋根置き作業
梯子作業。戸建て物件の2階部分での室外機屋根置き作業。室外機設置完了

8位 室外機の特殊設置(天吊り・屋根置き・壁面設置)

敷地スペースの有効活用や、マンションのベランダ環境などに合わせて、特殊な架台を用いて室外機を固定するケースです。団地など集合住宅では、ベランダ床置き以外にも天吊りでの設置が多い傾向がございます。

あらかじめ現場の設置タイプを把握し、適合する専用金具や固定用工具を揃えておくことで、当日の手際よい設置が可能となります。

室外機の天井吊り設置

天井吊り設置室外機の天井吊り設置

団地などの集合住宅で多い設置

室外機の屋根置き設置

室外機の屋根置き設置

戸建て住宅で多く見受けられる設置工事

室外機の壁面設置

室外機の壁面設置。

団地などの集合住宅、雑居ビル、戸建て住宅など様々な建物で見受けられます

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よくある質問

部長:坂田晃理

監修責任者

タースエンジニアリング株式会社 本部長:坂田晃理

保有資格:第二種電気工事士、二級管工事施工管理技術士

本記事は、弊社の第二種電気工事士有資格者である2名のスタッフおよび監修責任者の部長の坂田による実務経験に基づいて執筆・監修されています。記載の資格情報は現在の法令・制度に準拠し、信頼性と最新性に配慮しています。

本部長:坂田晃理のインタビュー記事