エアコン工事の資格講習ガイド|受講先・申込み方法・費用まとめ
2025年07月18日
エアコン工事や電気工事の現場で働くためには、複数の資格や講習が必要になります。
本記事では、どこで講習を受けられるのか、受講条件や日程、申込み方法、費用の目安 を資格ごとに解説します。資格の詳細な難易度や合格率などは、こちらの資格解説ページもあわせてご覧ください。
2025年時点で一般的に利用される団体や協会をピックアップしています(実際の申し込みページは公式サイト内の「講習日程」や「お知らせ」から確認可能です)
※本記事は、第二種電気工事士を保有するスタッフ2名の監修のもと、時点の法制度に準拠して構成しています。なお、石綿関連資格や高所作業車講習などは法改正や受講条件が頻繁に更新されるため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
エアコン講習を受けるメリット
- 資格手当や日当が上がり、収入アップにつながる
- 現場での安全性や信頼性が向上し、元請け案件を取りやすくなる
- 将来的な独立や開業の際に大きな武器になる
経験者だけでなく未経験者や若手電工も早めの受講が推奨されます。
資格講習カレンダー例
主要な資格講習のスケジュール例です。実際の開催日は、各公式サイトで必ずご確認ください。
資格名 | 開催時期 | 会場・講習機関 | 申込み先 |
---|---|---|---|
第二種電気工事士 | 年2回(上期・下期) | 東京都電気工事技術センター 他 | 電気技術者試験センター |
冷媒回収技術者(第一種・第二種) | 毎月開催(地域別) | 日本冷媒・環境保全機構(JRECO) | JRECO公式サイト |
高所作業車・フルハーネス特別教育 | 各月複数回 | 建設業労働災害防止協会(建災防) | 建災防公式サイト |
建築物石綿含有建材調査者 | 日程は講習機関ごとに随時公開 | 厚生労働省登録講習機関(例:一般財団法人環境リサーチ機構) | 厚労省 石綿情報ポータル |
職長・安全衛生責任者教育 | 各月開催 | 東京労働基準協会連合会 他 | 東京労働基準協会連合会 |
資格別|講習機関・受講条件・費用・日程
以下に、主要な資格ごとに講習情報をまとめました。
✅第二種電気工事士
講習機関
●公益財団法人 電気技術者試験センター(→ 公式サイト)
●各都道府県の 電気工事技術センター(→ 日本電気協会)
●民間スクール(オーム社・総合資格学院など)
申込み方法
- 電気技術者試験センターで試験申込後、対策講習を別途予約
- 年2回(上期・下期)の受験に合わせたスケジュール
費用の目安
- 公共講習:15,000円前後
- 民間スクール:30,000〜50,000円
✅冷媒回収技術者(第一種・第二種)
講習機関
●一般財団法人 日本冷媒・環境保全機構(JRECO) (→ 講習・試験情報)
●一般社団法人 日本冷凍空調工業会(JRAIA) (→ 公式サイト)
申込み方法
- 上記団体の公式サイトから受講予約(地域ごとの講習会場あり)
- 1日講習+筆記試験、登録証発行まで約2週間
費用の目安
13,000〜18,000円
✅高所作業車・フルハーネス特別教育
講習機関
●建設業労働災害防止協会(建災防) (→ 講習日程検索)
●民間の労働安全講習センター(各地域)
申込み方法
- 各協会や講習センターのサイトから日程を確認して申込み
- 1〜2日間で修了可能
費用の目安
- 高所作業車:15,000円前後
- フルハーネス:8,000〜12,000円
なお、石綿関連資格や高所作業車講習などは法改正や受講条件が頻繁に更新されるため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
✅石綿(アスベスト)関連資格
対象資格
●建築物石綿含有建材調査者
講習機関
●厚生労働省が登録する講習機関 (→ 厚生労働省専用ページ)
申込み方法
厚労省のサイトで登録機関を確認し、各機関のWebサイトから日程・会場を選んで予約
費用の目安
約45,000〜55,000円(2日間講習+修了考査込み)
なお、石綿関連資格や高所作業車講習などは法改正や受講条件が頻繁に更新されるため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
✅職長・安全衛生責任者教育
講習機関
●全国の労働基準協会(例:東京労働基準協会連合会)
●民間の安全衛生教育センター
申込み方法
- 各協会のWebサイトで日程確認・ネット申込み可
- 2日間の講習で修了証を即日交付
費用の目安
15,000〜20,000円
講習を探す・申込む手順
✅公式サイトで最新の講習日程をチェック
- 電気工事技術センターや建災防など、資格ごとに確認
✅繁忙期を避けて受講スケジュールを計画
- 夏前(繁忙期)を避けると予約が取りやすい
✅補助金や助成金を活用
- ハローワークや自治体の職業訓練助成金
- 法人向け「人材開発支援助成金」も対象
注意点
- 資格によって対象外のものもございます(例:第二種電気工事士試験対策は対象外の自治体あり)
- 助成金の対象資格は自治体や制度によって異なるため、事前にご確認ください
まとめ:資格講習でキャリアを広げよう
エアコン工事や電気工事の現場では、資格の有無が 収入やキャリアの幅を左右します。
早めに講習を受け、資格を取得することで、現場での信頼性や将来的な独立のチャンスも広がります。
資格ごとの詳細は、エアコン工事で必須の主要資格一覧もご参照ください。
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監修責任者
タースエンジニアリング株式会社 部長:坂田晃理
保有資格:第二種電気工事士、二級管工事施工管理技術士
本記事は、弊社の第二種電気工事士有資格者である2名のスタッフおよび監修責任者の部長の坂田による実務経験に基づいて執筆・監修されています。記載の資格情報は現在の法令・制度に準拠し、信頼性と最新性に配慮しています。なお、石綿関連資格や高所作業車講習などは法改正や受講条件が頻繁に更新されるため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
部長:坂田晃理のインタビュー記事